第53期第2四半期事業報告書 [2016(平成28)年11月1日〜2017(平成29)年4月30日まで]

[経営環境]

当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、各種政策の効果もあり、企業業績や雇用・所得環境に改善がみられるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、中国や新興国の経済減速懸念、英国のEU離脱問題をめぐる欧州情勢、米国の政策運営など、依然として不透明感が強く慎重な姿勢を要求される局面が続きました。

[第2四半期の連結業績]

当社グループが関連する建設業界におきましては、大都市圏における再開発事業など民間設備投資に明るさが見られたことに加え、公共投資も防災・減災分野や社会資本の老朽化に対応する維持・更新需要を中心に底堅く推移しました。
このような状況のなか、当社グループでは継続的発展を目指した長期経営ビジョン「BULL55」(平成27年10月期~平成31年10月期)の諸施策を粛々と遂行しました。高収益確保に向けた保有資産の再配置による効率化や総合的なコスト削減の徹底など引き続き体質改善を進めるとともに、これらの施策を一層確実なものとするために資産の効率的稼働を目的とする新システムの構築へ向けて注力しました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は792億10百万円(前年同期比15.4%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は99億93百万円(同16.1%増)、経常利益は102億42百万円(同24.2%増)、また、親会社株主に帰属する四半期純利益は64億68百万円
(同30.2%増)となりました。

[セグメント別の業績]

建設関連

当社の主力事業である建設関連におきましては、北海道や九州を中心に堅調に推移したこと、東京五輪関連工事や首都圏の大規模再開発工事が漸次着工されたことから、建設機械のレンタル需要は底堅く推移しました。特に、昨年発生した熊本地震、鹿児島台風災害、北海道台風災害の復旧活動の支援強化のため、経営資源を集中させると共に拠点を新設するなど継続的な支援体制の構築を進めました。なお、前連結会計年度の第3四半期から(株)ニシケンの業績が連結に加わったことにより、当第2四半期連結累計期間では九州地区の売上高、営業利益ともに大きく増加しました。
中古建機販売につきましては、期初計画に基づき適正な資産構成を目的とした売却を実施しており、売上高につきましては、前年同期比2.5%減となりました。
以上の結果、建設関連事業の当第2四半期連結累計期間の売上高は720億99百万円(前年同期比12.1%増)、営業利益は92億59百万円(同12.2%増)となりました。

その他

その他の事業につきましては、鉄鋼関連、情報通信関連ともに前年並みの推移に留まりましたが、(株)ニシケンの福祉関連が加わったことから売上高は71億10百万円(前年同期比64.2%増)、営業利益は5億34百万円(同247.3%増)と大きく増加しました。

[事業所数の増減]

当第2四半期連結会計期間における拠点の新設は1拠点、閉鎖は1拠点でありました。
新設:日高機械センター(北海道沙流郡)
閉鎖:津軽ダム営業所(青森県中津軽郡)

連結セグメント別売上高および売上比率

■連結経営成績

第52期第2四半期 第53期第2四半期
売上高 68,642 (0.5) 79,210(15.4)
営業利益 8,605(△19.2) 9,993(16.1)
経常利益 8,246(△22.6) 10,242(24.2)
親会社株主に帰属する 四半期純利益 4,967(△23.9) 6,468(30.2)
1株当たり四半期純利益 140.57円 183.03円
(単位:百万円)括弧内の数字は前年同期増減率(%)

■連結セグメント別売上高

第52期第2四半期 第53期第2四半期
建設関連 64,311(0.5) 72,099(12.1)
その他 4,330(0.8) 7,110(64.2)
合計 68,642(0.5) 79,210(15.4)
(単位:百万円)括弧内の数字は前年同期増減率(%)

■通期(2017年10月期)連結業績予想

第53期通期予想
売 上 高 155,800 (7.5)
営業利益 17,130(13.2)
経常利益 17,360(20.5)
親会社株主に帰属する当期純利益 10,730(32.5)
1株当たり当期純利益 303.63円
(単位:百万円)括弧内の数字は前年同期増減率(%)

 

 

 

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