カナモトから皆様へ

ここに2017年10月期第2四半期における株式会社カナモト
グループの活動状況をご報告し、あわせて今後の方針を申し述べます。

当期の日本経済は、雇用・所得情勢の堅調な推移を背景に緩やかな景気回復がみられましたが、個人消費が伸び悩み、やや閉塞感も感じるものでありました。
また世界動向においては、昨年、英国のEU離脱決定や米国の新大統領の選出などパラダイムシフトを予感させるような大きな出来事が発生いたしました。
当社グループの主要顧客である国内建設業界におきましては、東日本大震災の復興工事が収束に向かいレンタル需要が漸減する一方で、首都圏における東京五輪関連や大型再開発などの民間建設投資、また財政出動による補正予算の執行等、足元のレンタル需要は総じて堅調に推移いたしました。
一方で2020年以降の国内建設市場は不透明感があり、当社グループが引き続き、成長ステージを維持していくためには、企業体質の強化が不可欠であると認識しております。

このような状況を踏まえて、
当社グループは第55期となる2019年を見据えた目指すべき姿を新長期ビジョン
「BULL55」として示し、その実現に向けた実行計画で
ある中期経営計画の重点施策を推進しております。
建設需要・ユーザーニーズの双方に即応した資産構成の構築に努め、また重要な社会インフラとしてのレンタルの使命を果たすために、新たに発生した各地の災害復旧・復興支援に尽力してまいります。

2017年10月期は新長期ビジョンの中間地点であり、中期経営計画の最終年度となります。この重要なタイミングで経営のかじ取りを担うにあたり、これまでの取り組みをしっかりと継続し、「高収益を基盤として、顧客・社員・株主に報いる、良質で強力な企業集団」という新長期ビジョンの目標実現に向けて邁進いたします。

株主・投資家の皆様におかれましては、当社へ従前と変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

株式会社カナモト 代表取締役社長
株式会社カナモト代表取締役社長 金本哲夫

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