第52期第2四半期事業報告書 [2015(平成27)年11月1日〜2016(平成28)年4月30日まで]

[経営環境]

当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、これまでの経済政策や金融政策の継続により、景気は穏やかな回復基調で推移しました。しかしながら、新興国や資源国の景気減速と円高傾向により輸出産業などで企業収益が減退するなど、引き続き留意が必要な状況となっております。

[第2四半期の連結業績]

当社グループが関連する建設業界におきましては、民間建設投資は概ね堅調に推移しました。一方で災害復興や東京五輪等における建設需要は引き続き期待できるものの、地方におけるインフラ整備などは総体的に先送りの傾向が続くものと予想されるなど、経営環境は依然として厳しい状況が続いております。
このような状況のなか、当社グループは中期経営計画(平成26年度~平成28年度)の諸施策に基づく重点項目の推進に努め、官民の需要が集中する首都圏等に拠点を拡充するとともに、平成28年3月に九州地区最大手のレンタル会社である(株)ニシケンを子会社化するなど、国内営業基盤の拡充と拡大に努めました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は686億42百万円(前年同期比0.5%増)となりました。 利益面につきましては、営業基盤拡充、拡大に向けた地域戦略推進のために継続的にレンタル用資産への投資を実施しており、その為の減価償却費の負担増加の影響もあり、営業利益は86億5百万円(同19.2%減)、経常利益は82億46百万円(同22.6%減)、また、親会社株主に帰属する四半期純利益は49億67百万円(同23.9%減)となりました。
なお、当社グループは、熊本県熊本地方で発生した地震による災害復旧活動に対応するため、(株)ニシケンの本社内に九州地区災害対策本部を設置し、グループ企業との連携強化や各社の経営資源の実効的な配分を行うなど、総力を挙げて現地の復旧支援に努めてまいります。

[セグメント別の業績]

建設関連

当社の主力事業である建設関連におきましては、東北復興や東京五輪に向けたインフラ再整備を中心に、東北や首都圏などの地域では建設需要は底堅く推移しました。しかしながら、その他の地域においては、補正予算の執行が遅れ、さらに工事現場従事者不足も手伝って、公共工事が先送りされており、当期間における建設機械のレンタル需要が想定以上に減少するなど、厳しい事業環境となりました。 なお、中古建機販売につきましては、自社保有のレンタル資産の適正な資産構成を維持するため、期初計画どおりの売却に留めたことから、売上高は前年同期比3.1%減となりました。
以上の結果、建設関連事業の当第2四半期連結累計期間の売上高は643億11百万円(前年同期比0.5%増)、営業利益は82億49百万円(同20.3%減)となりました。

その他

その他の事業につきましては、鉄鋼関連、情報通信関連ともに堅調に推移したことから、売上高は43億30百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は1億53百万円(同28.7%増)となりました。

[事業所数の増減]

当第2四半期連結会計期間における拠点の新設は熊谷営業所(埼玉県熊谷市)と桶川北本営業所(埼玉県北本市)の 2拠点でした。なお、拠点の閉鎖はありませんでした。 また、当第2四半期連結会計期間より(株)ニシケンを連結の範囲に含めております。

連結セグメント別売上高および売上比率

第1四半期連結会計期間から以下の科目について表示の変更を行っており、当該表示の変更を反映させるため、前第2四半期連結累計期間については組替えを行っております。

連結貸借対照表

少数株主持分→非支配株主持分

連結損益計算書(累計)

少数株主損益調整前四半期純利益→四半期純利益
少数株主利益→非支配株主に帰属する四半期純利益
四半期純利益→親会社株主に帰属する四半期純利益

連結包括利益計算書(累計)

少数株主損益調整前四半期純利益→四半期純利益
少数株主に係る四半期包括利益→非支配株主に係る四半期包括利益

■連結経営成績

第51期第2四半期 第52期第2四半期
売上高 68,3070(6.4) 68,6420(0.5)
営業利益 10,6520(5.8) 8,605(△19.2)
経常利益 10,6550(8.1) 8,246(△22.6)
親会社株主に帰属する 四半期純利益 6,528(15.5) 4,967(△23.9)
1株当たり四半期純利益 181.14円 140.57円
単位:百万円 括弧内の数字は前年同期増減率(%)

■連結セグメント別売上高

第51期第2四半期 第52期第2四半期
建設関連 64,0120(5.9) 64,311(0.5)
その他 4,295(14.1) 4,330(0.8)
合計 68,3070(6.4) 68,642(0.5)
単位:百万円 括弧内の数字は前年同期増減率(%)

■通期(2016年10月期)連結業績予想

第52期通期予想
売 上 高 143,200 (7.4)
営業利益 14,630(△10.1)
経常利益 14,100(△12.8)
親会社株主に帰属する当期純利益 8,550(△10.5)
1株当たり当期純利益 241.94円  
単位:百万円 括弧内の数字は前年同期増減率(%)

 

 

 

ページのトップへ