カナモトから皆様へ

ここに2016年10月期第2四半期における株式会社カナモトグループの活動状況をご報告し、あわせて今後の方針を申し述べます。

当期の日本経済は、円安・株高が継続し企業収益も改善され、雇用環境も好転するなど、景気は全般的に穏やかな回復基調をたどりました。 当社グループの主要顧客である建設業界においては、 震災復興工事や各地の災害対策工事などが継続推移しました。首都圏での再開発案件も増加しており、これらの地域では需要も旺盛でありましたが、他の地域では前年同期のような大幅な補正予算の執行が無かったことから、公共投資は相対的にやや落ち着いた状況となりました。一方では、建設従事者の不足による労務単価の上昇や、資材価格の高騰というマイナス面も顕在化しております。 2020年東京オリンピック・パラリンピック大会やリニア中央新幹線というビッグプロジェクトも動き出しました。短期間での集中的投資が予想され、建設機械レンタルの果たさなければならない役割も従前以上になると思われますので、需要に即応した体制を確立してまいります。

当社グループは、中期経営計画「BULL53」(平成26年度~平成28年度)の諸施策に基づき、重点目標の進捗を図りつつ将来へ向けた企業体質強化と財務基盤改善に努めます。 中長期的な成長エンジンとして位置づけている海外事業につきましては、中国本土・香港・シンガポール・インドネシア・ベトナム・タイ・フィリピンの7か所に現地法人や合弁会社を開設済みであり、将来に向けた収益機会確保のための事業施策を積極的に推進しています。

株主の皆様におかれましては、当社へ従前に変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。


株式会社カナモト代表取締役社長 金本寛中

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