カナモトから皆様へ

ここに2015年10月期第2四半期における株式会社カナモトグループの活動状況をご報告し、あわせて今後の方針を申し述べます。

当期の日本経済は、政府の積極的な財政政策と金融政策を背景に、円安・株高が継続、企業収益も改善し雇用環境も好転するなど、景気は全般的に穏やかな回復基調をたどりました。

当社グループの主要顧客である建設業界においては、震災復興工事や各地の災害対策工事などが、継続的に推移しました。前期のような大幅な補正予算の執行が無かったことから、公共投資は全国的にはやや落ち着いた状況となりました。また、民間設備投資は増加傾向が見られましたが、建設従事者の不足による労務単価の上昇や、資材価格の高騰というマイナス面が顕在化し、被災地復興や東京オリンピック・パラリンピックヘ向けてのインフラ整備など、応えなければならない仕事は山積しているものの、入札不調等による未着工となる案件も目立ちました。

当社グループは、中期経営計画「BULL53」(平成26年度.平成28年度)の諸施策に基づき、重点目標の進捗を図りつつ将来へ向けた企業体質強化と財務基盤改善に努めました。その結果、前期に引き続き増収増益を達成いたしました。
建設業の装備を一手に引き受けている建機レンタル業の果たす供給責務は重大であり、今後も重要な社会インフラとしての自覚を持って業務に取り組んでまいります。
中長期的な成長エンジンとして位置づけている海外事業につきましては、既存の中国本土・香港・シンガポールに加え、新たにインドネシア・ベトナム・タイ・フィリピンに現地法人や合弁会社の設立を進め、将来に向けた収益機会確保のための事業施策を積極的に推進しています。

株主の皆様におかれましては、当社へ従前に変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。


株式会社カナモト代表取締役社長 金本寛中

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